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全日本卓球2023

男子複準決勝、張本/森薗が激戦を制す。及川/松島、女子は伊藤/早田と成本/井が決勝へ

男女ダブルス準決勝が連続で行われ、決勝進出ペアが決まった。その中でも一番の激戦となったのが、男子の張本/森薗と大島/田添の一戦。一進一退の攻防は最終ゲームにもつれ、4-4から大島/田添が4本連取すれば、張本/森薗も4本連取。森薗の思い切った回り込み攻撃やカウンター気味のブロック、張本のフォアカウンターが冴え、対する大島と田添もフォアのパワードライブが走った。大島/田添が10-9でマッチポイントを握ったが、12-12から森薗が3球目回り込みで13-12、さらにマッチポイントのラリーで森薗のフォアストレートへのカウンターがエンドラインをかすめ、試合に終止符。思わず倒れこんだ森薗に張本が抱きついた。

大島/田添を振り切った張本(右)/森薗

男子のもう一戦、及川/松島は各ゲームを競りながらも三部/龍崎をストレートで下した。

中陣でのラリー戦で強さを見せた及川(右)/松島

女子では伊藤/早田が盤石のカット攻略で佐藤/橋本を下し、成本/井は芝田/大藤との接戦を制し、それぞれ決勝進出を果たした。成本の回り込み攻撃や井のパワードライブが光った。

大会史上初の5連覇に向けてあと1勝の伊藤(右)/早田

全日本社会人優勝ペアの成本(左)/井。決勝では伊藤/早田の5連覇を阻止できるか

 

●男子ダブルス準決勝
及川瑞基/松島輝空(木下グループ/木下アカデミー) 10、8、10 三部航平/龍崎東寅(シチズン時計/三井住友海上)
張本智和/森薗政崇(IMG/BOBSON) 6、-8、7、-5、12 大島祐哉/田添健汰(木下グループ)
●女子ダブルス準決勝
伊藤美誠/早田ひな(スターツ/日本生命) 8、-6、7、2 佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)
成本綾海/井絢乃(中国電力) -9、-7、4、7、9 芝田沙季/大藤沙月(ミキハウス/四天王寺高)

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