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全日本卓球2023

ペン粒男子も健闘。吉村星成が注目の岡本翼に善戦

●ジュニア男子1回戦
岡本翼(木下アカデミー) 3、-7、7、7 吉村星成(開新高)

 

混合ダブルス出場のペン粒高攻守型・松島由佳を紹介したが(記事はこちら)、今大会はジュニア男子にも本格派ペン粒が出場。吉村星成が1回戦で注目の岡本翼と対戦し、互角に近いラリー戦を演じる健闘を見せた。

第1ゲームは岡本が回転量のあるドライブで圧倒。ワンサイドゲームになるかと思われたが、第2ゲーム中盤から吉村がラリーに持ち込んで、堅い両ハンドのカットブロックと強いプッシュからフォア攻撃に結びつけて1ゲームを奪う。第3ゲームも中盤まで吉村がリードを奪ったが、岡本は慌てずに立て直してミスを減らして2ゲーム連取で試合を決めた。

敗れた吉村だが、どのコースも安定したカットブロックに加え、粒高スマッシュや反転しての裏ソフトでの強打など、攻撃力も十分で穴がない。正統派ペン粒高攻守型として、今後も注目だ。

粒高でも裏ソフトでも打てる吉村。要所では回り込み攻撃も見せるなど、攻撃力が魅力だ

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