女子シングルス5回戦、2大会ぶりの優勝を目指す石川佳純(全農)は、昨日のジュニア女子で3位入賞の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー・星槎)と対戦。1ゲーム目は小塩の弾道の低いカットと粘り強さの前にミスが続き、2-8とリードされたが、ここから石川がギアを上げた。ツッツキとループドライブでチャンスを伺い、甘いボールは確実に叩き込んで1ゲーム目を逆転で奪うと、その勢いのままストレートで小塩を下した。これで石川は平成18年度大会から17年連続のランク入り。若手の成長が著しい女子の中で、この記録は驚異的だ。
同じく5回戦に挑んだ長﨑美柚(木下グループ)。田口瑛美子(レゾナック)の巻き込みサービスに苦戦し、レシーブからの展開で台から下げられ2ゲームを先行されたが、3ゲーム目以降は弧線の高い安定したドライブでラリー戦で優位に立ち逆転勝利。一時は敗戦ムードが漂っていたが、焦らず冷静に試合を進めた。
その他、昨年ベスト4の加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部)は梅村(サンリツ)との高速ラリーを制し、出雲美空(サンリツ)はフォアのミート打ちとバック面の表ソフトの変化で木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)を下し、それぞれ6回戦進出を決めた。
●女子シングルス5回戦(一部)
石川佳純(全農) 10、7、4、8 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー・星槎)
長﨑美柚(木下グループ)-8、-5、2、8、7、6 田口瑛美子(レゾナック)
加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部) 5、7、-8、8、9 梅村優香(サンリツ)
出雲美空(サンリツ) 8、-9、10、-8、8、-7、6 木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)
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