●男子シングルス準決勝
戸上隼輔(明治大) 2、-9、10、5、8 田中佑汰(愛知工業大)
曽根翔(T.T彩たま) 7、4、7、8 宇田幸矢(明治大)
昨年王者の戸上は準々決勝で田中と対戦。序盤から激しい打ち合いとなるも、コートを縦横無尽に動き回る強靭なフットワーク力と、恐ろしいほど速いスイングスピードから繰り出される強烈なフォアドライブで戸上が田中を押さえ込む。一方の田中も、学生トップクラスの緻密な両ハンドドライブで1ゲームを奪うも、戸上完全攻略への糸口を見出せず。最後まで勢い良く攻め続けた戸上に軍配が上がった。
●戸上隼輔・試合後コメント
「田中選手には最近負けていませんでしたが、こういう大舞台で当たるということで非常に緊張しましたし、競るだろうなと思いながらプレーしました。中盤の競った場面でも落ち着いてプレーできたと思います。最終日まで残ることができました。非常に苦しい試合ばかりでしたけど、一戦一戦我慢してプレーしてきたことで今がある。もう一度気を引き締め直して、優勝しかないです」
曽根は宇田を破り準決勝進出。アグレッシブな攻撃が特徴の両者だが、「宇田選手とは相性が良い」と言う曽根が、スピードのあるチキータからパワーのあるバックハンドを積極的に振り試合を支配。なんとかして形成逆転を図りたい宇田だったが、曽根の勢いの前に持ち前のアグレッシブさが影を潜めた。曽根は自身初となるベスト4進出。明日の準決勝では張本と対戦する。
●曽根翔・試合後コメント
「まだ優勝はしていないので、ここで喜んでいる場合じゃない。もともと宇田選手とは相性が良く、対策練習もかなり行ってきたので、それを出足から出せて、相手に何もさせずに勝てたのは良かった。明日対戦する張本選手は今まで何連敗もしている相手なので、ここで勝って優勝できるように頑張りたいと思います」
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