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全日本卓球2023

右足の甲の痛みも「びっくりするくらい良いスタート」平野美宇がシングルス快勝発進

昨日、石川佳純との女子ダブルスで棄権を発表した平野美宇。右足の甲の痛みがあり、競技は可能だが2種目に出場する体力がなく大事を取ったとのことで、女子シングルスに絞っての出場。スーパーシードとして、4回戦で今大会初登場となった。

試合は完勝。今年度で引退となる山本怜に対して、1ゲーム目から圧倒し、一気に4ゲーム連取で勝負を決めた。

●平野の会見コメント「1試合目だったのでどうなるかと思ったけど、自分でびっくりするくらい良いスタートが切れた。全日本では毎年初戦の1ゲーム目で競ったり取られたりしたけど、今日は最初から迷わずプレーできた。まずは一戦一戦集中して勝てるよう頑張りたいです。(右足の甲は)Tリーグの途中から痛みを感じるようになったが、病院では骨に異常はないとのことで、練習の疲労かなと思う。練習はしぼっているけど、できるだけ良い状態で明日も試合できたら良いなと思います。11月の大会(全農CUP TOP32 船橋大会)で優勝し、パリへ首の皮一枚でつながった。崖っぷちからチャンスをつかんだので、今年それを活かしてパリの2枠に入りたいです」

初戦の4回戦でストレート勝ちを収めた平野美宇

守備力の高い山本だが、平野の攻撃を防ぎ切れず

また、早田ひなもシングルス初戦で大川真実から1ゲーム目を先取されたものの、4ゲーム連取で盤石の勝利となった。

早田の会見コメント「ミックス優勝で良い流れできた。去年はダブルスもミックスも苦しい試合が多かったけど、3‐0で勝ち切るための調整や戦術を意識しながら入っている。試合前の短時間の練習でメンタルを大丈夫と思わせるために集中してやっている。自分自身と向き合い、時間の使い方がうまくなった」

1ゲーム目を落とすも、落ち着いて勝利した早田ひな

●女子シングルス4回戦(一部)
平野美宇(木下グループ)  4、3、4、5  山本怜(十六銀行)
早田ひな(日本生命)   -7、6、2、6、4  大川真実(愛知工業大)
芝田沙季(ミキハウス) 6、4、5、3 松平志穂(サンリツ)
安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋) 6、8、7、-7、-5、6 牛嶋星羅(レゾナック)
加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部) 5、6、6、7 村田咲紀(関西学院大)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) キケン 司千莉(香ヶ丘リベルテ高)

優勝候補の一角・芝田沙季はストレート勝ち

昨年度3位の加藤美優も確実に5回戦へ駒を進めた