●ジュニア男子決勝
萩原啓至(愛工大名電高) 6、-7、10、-6、10 松島輝空(木下アカデミー)
●ジュニア女子決勝
張本美和(木下アカデミー) -9、10、3、4 小塩悠菜(星槎中)
昨年のインターハイダブルスで優勝するも、国内大会のシングルスの表彰台からは遠ざかっていた萩原が、最後の全日本ジュニアで有終の美を飾った。決勝ではラリー戦に強い松島に対して積極的に回り込み、得意のフォアドライブで得点を重ねる。昨年よりも身長が伸び、打ち合いにも強くなった松島だったが、積極的な萩原の攻撃を止めきれず、思うように点数を離せない。フルゲームジュースの大激戦となったが、最後は萩原の3球目フォアドライブが松島のフォアサイドを抜き去りゲームセット。優勝を決めた瞬間、萩原はコートに倒れ込み優勝をかみしめた。
女子は中学2年生の張本が初優勝。フォアに表ソフトを貼る小塩のフォアハンドに苦戦し、1ゲーム目を奪われる。しかし、ここから張本が本領を発揮。バック対バックの打ち合いで優位に立つと、2ゲーム目を12-10で奪う。これでエンジンがかかった張本が3、4ゲーム目を圧倒し、ジュニア女子の頂点に立った。シニアでも活躍し、貫禄さえ感じる張本だが、まだ中学2年生。これからどんな活躍を見せてくれるのか。
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