●女子シングルス準々決勝
横井咲桜(四天王寺高) ー2、6、6、ー9、9、6 出雲美空(サンリツ)
早田ひな(日本生命) 1、9、8、11 平野美宇(木下グループ)
女子シングルス準々決勝、昨日の6回戦で伊藤美誠を破った横井咲桜と、昨年準優勝の早田ひながベスト4進出!
観客の注目を集めた早田と平野の元女王対決は、互いにフォアサイドを突いて相手を揺さぶる展開。昨年の世界選手権団体戦では、体調不良で持ち前の運動量が出せなかった早田だが、この全日本では得意の飛びつきのフットワーク、中陣での粘り強さが戻ってきている。早田の飛びつきからの回転量の多いフォアドライブに、平野のブロックミスが多くなる。
2ゲーム目以降はスコアの離れない競り合いとなったが、平野はフォアに動かされたラリーでややミスが多かった。試合後のリモート会見では、右足の甲を傷めていた影響はなく、問題なくプレーできたと語ったが、やはりベストの状態と比べると万全の動きではなかった。
平野がフォアストレートへ鮮やかなカウンターで打ち抜く場面もあり、4ゲーム目は10ー9、11ー10と平野が二度のゲームポイントを握ったが、早田が12ー11とマッチポイントを取り返す。最後は早田の後陣からのしのぎを平野が決めきれず、ネットミス。ストレートでの決着となった。
●平野美宇・試合後のコメント
「今日は後半は少し良い部分が出せたんですけど、前半離されてしまう場面が多かった。出足からもっと自分の攻めのプレーを出すべきだったなと。そこは悔いが残ります。
(早田に勝利していた)船橋の選考会の時は決まっていたボールが、なかなか決まらなかった。もう1本さらに落ち着いて返すというのが今日は足りなかった。その部分でちょっと差が出てしまったかなと思いました。自分自身ではもっと上に行きたかったですけど、ベスト8は結構久しぶり。選考ポイントも最低限は獲得できたけど、五輪代表の2枠に入るにはこの結果では厳しい。優勝できる実力をつけて戻ってきたい」
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