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全日本卓球2023

昨年の悔しさ晴らすVに熱い抱擁。張本/森薗が男子ダブルス初優勝!

●男子ダブルス決勝
張本智和/森薗政崇(IMG/BOBSON) 10、-11、12、7 及川瑞基/松島輝空(木下グループ/木下アカデミー)

全日本卓球2023男子ダブルス決勝で、昨年は2ゲーム先取しながら痛恨の逆転負けを喫した張本智和/森薗政崇が、及川/松島との接戦を制して初優勝! 1年越しの悲願達成に、ふたりは強く抱き合って喜びを表した。

1ゲーム目、大きなラリーを得意とする及川/松島がレシーブから積極的に攻撃を仕掛け、張本/森薗は6-10とマッチポイントを握られる。しかし、ここから怒涛の6連続得点でこのゲームを逆転で1ゲームを先取。続く2ゲーム目は及川/松島が奪い、ゲームカウント1-1に。

中陣でのラリーで張本/森薗と互角に渡り合った及川/松島。優勝はならなかったが、昨年王者の宇田/戸上ら強豪を連破しての見事な決勝進出だった

優勝へ先に王手をかけるべく、両ペアがどうしても取りたい3ゲーム目。張本/森薗が7-3とリードするも、じわじわと及川/松島が得点を重ね10-10に。両者一歩も譲らぬ大接戦となったが、2度の大きなラリーを制した張本/森薗がこのゲームを奪い、優勝へと王手をかける。 そして迎えた4ゲーム目、張本/森薗は10-7でマッチポイント。最後は張本のバックドライブを及川が返球できずにゲームセット。昨年の雪辱を果たす、悲願の初優勝を決めた。

最後は執念でボールをねじ込んだ張本/森薗

優勝を決めた瞬間熱い抱擁を交わし、喜びを噛みしめた

 

●張本/森薗 ダブルス優勝後コメント

張本「2ゲーム目、大量リードから逆転されて危なかったけど、気を引ひきしめて勝つことができた。最高です。去年決勝で悔しい思いをしてから、森薗選手と優勝したいと決めていたので最高ですし、自分たちのペアが日本で一番だと思うので、これからも自信をもってやりたい。すべての種目で優勝するのが毎年の目標だけど、今年は状態は良いと思うので、三冠達成できるように全力を尽くしたいです」

森薗「去年決勝で2-0から負けて、世界トップクラスの張本選手と組んで結果が出せず悔しい思いをしたけど、『ダブルスだからどっちのせいじゃない』と言ってくれて救われた。その言葉を胸に最後まで戦うことができ、智和に感謝しています。去年負けてからもTリーグでダブルスに出していただいたこともあり、足の手術などいろいろあったけど、良いプレーができた。(8年ぶりの男子ダブルス優勝について)本当に卓球は難しくて、良い時に勝つのは簡単だけど、悪い時にどうやって勝つかが問題。手術したりTリーグで勝てなくて苦しいシーズンだったけど、この勝ちをきっかけに自信をもってやっていけたらと思います」

優勝ペアインタビューに答える張本/森薗

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