卓球王国 2024年12月20日 発売
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世界卓球2023

ちょっと脱線。充実のミールサービス、そしてガリとカプチーノ

大会も中盤に差し掛かった「Day6(6日目)」。今日から試合は2つのメインコートでの開催。中国選手が中心の1コートと、日本選手が中心の2コートはフロアの両端にあり、およそ200mほど離れている。頻繁に往復すると結構コタえます。1日の移動距離は、毎日10kmを超えています(大会取材では珍しいことではないですが)。

そんな王国取材班を支えているのは、会場で紙袋に入って供される昼食と夕食。普段の世界卓球取材では、夜遅くなっても歩いて帰れる会場近くのホテルを抑え、食事は朝食のみ、というのが常。朝食のブッフェで出たパンやクロワッサンを「テイクアウト」して会場に持ち込み、昼食にしていた。夕食は日本から大量に持ち込んだカップ麺。

しかし、今回は治安の問題もあり、特に深夜になる帰りは会場からホテルまで歩くのは困難。海外メディアはホテル、シャトルバスでの移動、食事がすべてパッケージされている。

ホテルでの朝食の一例。いつものように「食べ貯め」しなくていいのがありがたいです

会場の昼食は、たとえばある日はラムのシチューにターメリックライス、細切りダックの入ったサラダ、サモサ、そしてチョコレートクリームの入ったシュークリームといった具合。インドからの移民が多い都市なので、料理にはインドの影響を色濃く感じる。冷めたのを試合の合間に食べるしかないですが、味はグッドです。

会場での昼食。ラムやマトンなど羊肉の料理が多く、味はグッドです

毎食スイーツ付き。これが非常に美味しい

そんな中、ホテルの朝食のブッフェで思わぬ「邂逅(かいこう)」があった。片隅の調味料が並べられたコーナーに、見慣れたピンクのヤツがいる。見た目も味も、それはまさに生姜の「ガリ」そのもの。そばでオムレツを焼いていたお兄さんに「これの名前知ってる?」と聞いたら「ピックルドジンジャー(生姜の酢漬け)」との答え。なるほど、そのとおり。お兄さん曰く「寿司と一緒に食べるよね」……そのとおり。

ガリとの思わぬ再会。奥に見えるキッコーマンの醤油差しも懐かしい

「これは南アフリカでもポピュラーなの?」と聞いたら、苦笑いして「ポピュラーじゃないね」とのこと。カプチーノと一緒に、じっくり日本の味を噛み締めてみたのでした。さて、今日も頑張ります!

ガリとカプチーノと私。写真を撮っていたらレストランのお姉さんに笑われました

具材をいろいろ入れたオムレツを頼んだら、なぜか見た目がだし巻き卵

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