ベスト8入りをかけた女子シングルス4回戦に挑んだ平野美宇は王芸迪にストレートで敗戦。2大会連続でベスト16で終戦となった。
●女子シングルス4回戦
平野美宇 -7、-12、-9、-1 王芸迪(中国)
3月のシンガポールスマッシュでも両者は対戦し、その際は平野が勝利していたが、この日は序盤から王芸迪が主導権を握って試合を進める。1ゲーム目、平野はいきなり0-5と引き離されて先制を許すも、2ゲーム目は7-3と終盤までリード。しかし、ここからじわじわと王芸迪が追い上げ、最後はジュースの末に2ゲーム目も奪い取る。
バック対バックを軸にした展開で試合が進んでいたが、3ゲーム目の中盤から王芸迪がフォアドライブの一撃で得点する場面も目立ち始める。平野も高速ラリーで見せ場を作るも、3ゲーム目を9点で落とすと、4ゲーム目は勢いに乗る王芸迪を止められず、一気に点差を離され、0-4で敗戦となった。
「(3月のシンガポールスマッシュでは)バック対バックでもう少し優勢だったんですけど、今回は五分五分、もしくはこちらがミスしてしまうことが多かった。悪くはなかったけど1点が簡単に取れなかった」と平野。バック対バックでは細かなコースチェンジと緩急で粘り強く戦い、あまいボールはフォアドライブで確実に仕留めていった王芸迪に、リベンジを喫する結果となった。
◆平野美宇・試合後コメント
1ゲーム目の出足が悪かったのと、2ゲーム目7-3でリードしていたのに挽回されて勝ちきれなかったのが、最後のゲームは相手に余裕を持たせてしまったかなと思います。前回勝った時は久々の対戦だったけど、直近で対戦していて戦術もわかられていたし、連続で勝つというのは簡単な話ではないと実感しました。
今になって考えると、2ゲーム目にタイムアウトを取るべきだったかなと思います。戦術の部分ももちろん大切ですけど、基礎も足りない部分がまだあるなと感じました。
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