●男子シングルス3回戦
樊振東(中国) −8、7、5、9、6 黃鎮廷(香港)
王楚欽(中国) 9、11、−4、1、3 宇田幸矢
ジェラルド(ポルトガル) −4、7、15、8、−10、−7、6 フランチスカ(ドイツ)
O.アサール(エジプト) 6、−3、−4、9、7、9 モーレゴード(スウェーデン)
馬龍(中国) 4、1、6、−12、1 K.カールソン(スウェーデン)
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 11、5、6、8 フィルス(ドイツ)
リンド(デンマーク) 10、5、−10、5、9 No.アラミヤン(イラン)
林高遠(中国) 7、7、6、3 李尚洙(韓国)
男子シングルス3回戦、前回2位のスウェーデンのファンタジスタ、モーレゴードがエジプトのO.アサールにまさかの敗戦……!
1回戦でミノ(エクアドル)に敗戦の瀬戸際まで追い詰められたO.アサール。そこから這い上がってきたエジプトの英雄は、その巨躯を生かした中・後陣からの両ハンドで、モーレゴードの創造性をも呑み込んだ。
フォアハンドのカウンターの精度やパワードライブの威力など、2年前より確実にスケールアップしていたモーレゴードだが、ゲームカウント2−1とリードしたところで、汗っかきのO.アサールが着替えのために退場。ベンチでややいら立った表情を見せていたモーレゴード、ここからやや集中力が落ちた感あり。試合が行われたのはサブアリーナのテーブル3。メインコートに立つ前に姿を消したのは残念だ。
その他の試合では、フランチスカとフィルスというドイツ勢が相次いで敗退。フランチスカは左腕のジェラルドの思い切りの良いフォアカウンター、後陣からのバックドライブの反撃に合い、ゲームカウント1−3から最終ゲームまで持ち込むも及ばず。
カットのフィルスは今大会のダークホース的存在だったが、林昀儒の回転を見極めたドライブとストップ、カウンターの前に沈黙。大量リードを許してから逆転して10−8とゲームポイントを握った1ゲーム目を先取したかったが、林昀儒が切れた下回転サービスで2本連続エースを奪い、主導権を譲らなかった。
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