伊藤美誠/早田ひなの「みまひな」ペアが、女子ダブルス3回戦でカマス/バトラ(インド)にストレートで勝利し、明日の準々決勝に駒を進めた。
バック面に粒高ラバーを貼るバトラの変化ボールにやや苦戦することが予想されたが、1ゲーム目序盤から早田はバトラの変化ボールに柔軟に対応し、伊藤もコンパクトなスイングのフォアドライブで得点を重ねる。アンラッキーなネットインでの失点もあったが、それでも気持ちを切らさなかったみまひなペアが1ゲームを先取。
2ゲーム目も試合の主導権は終始みまひなペアが握る。伊藤がバトラの変化を見切り確実に返球すると、そのボールが面白いように得点となり9-2と大きくリード。中盤はラリー戦でインドペアのパワーに押される場面もあったが、危なげなく2ゲーム目も奪う。
第3ゲームは1・2ゲーム目よりもよりアグレッシブな攻撃を見せたみまひなペア。伊藤の打点の速さと早田のパワーのあるフォアドライブがインドペアを飲み込んでいく。特に、相手のフォアサイドを抜き去るような早田のパワードライブが随所で光り、圧巻の試合運びで準々決勝進出を決めた。
みまひなペアの準々決勝の相手は、王芸迪/陳夢(中国)。強敵ではあるが、今日の試合で見せたプレーの完成度を持ってすれば互角以上の戦いが期待できる。中国の壁をこえ、まずはメダルを決めて欲しい。
●女子ダブルス3回戦
伊藤美誠/早田ひな 8、6、7 カマス/バトラ(インド)
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