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世界卓球2023

注目の同士打ちは張本/早田が宇田/木原を圧倒。「はりひな」はベスト8へ。準々決勝は日韓戦に

 

張本、早田とも威力のあるドライブで打ち合いでの強さを見せた

 

混合ダブルス3回戦で日本ペアが同士打ち。優勝を狙う張本智和/早田ひなペアと、2019年世界ジュニアチャンピオンの宇田幸矢/木原美悠ペアの注目の一戦は、サービス、レシーブの精度、ラリーでの打ち合いとも「はりひな」が一枚も二枚も上手で、3−0のストレートで圧倒した。宇田/木原は必死にもがくも、点数を取れる展開を作れずに終わった。

これで張本/早田はベスト8入り。明日の準々決勝で韓国の林鐘勲/申裕斌ペアと対戦する。

 

宇田/木原は力を出しきれず、悔しい敗戦となった

 

「いつもは自分から打って攻めていくんですけど、今日はストップとか、ちょっとセーフティなところからラリーにする作戦でした。でもラリーにはならなかったので、もう少し攻めればよかったのかなという気持ちはあります。チキータとかでいけば得点できた場面は少なからずあったので。

(挽回できた3ゲーム目は)あれだけ点数が離れていたので、あの点数の取り方では勝てないとやっていて感じていた。そんなに相手も無理をしたプレーはなかったし、張本選手と早田選手の豊富な経験と役割分担から、ミスが少なかった。いくボールはいく、つなぐボールはつなぐというメリハリができているけど、こちらは難しいボールではなくてもミスしてしまう。試合を重ねていかないと見えてこない部分もある。

もう何回も戦っている相手なので、ぼくのチキータは待たれているし、早田選手は低くてチキータしにくいサービスを出してくる。そこでチキータの質が落ちてしまって、強引にチキータして狙われていたので、下回転から入って相手に打たせて木原選手が叩く戦術を考えていたけど、そこが思うようにうまくいかなかった」(宇田)

 

●混合ダブルス3回戦
張本智和/早田ひな 3(8、6、8)0 宇田幸矢/木原美悠

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