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世界卓球2023

田志希/申裕斌が孫穎莎/王曼昱に圧巻の3-0勝利。韓国女子36年ぶりの女子複決勝進出

 大会6日目に行われた女子ダブルス準決勝。先に行われた1試合目で陳夢/王芸迪(中国)が木原美悠/長﨑美柚を破って決勝進出を決めていたが、2試合目では田志希/申裕斌(韓国)が世界選手権2連覇中の孫穎莎/王曼昱(中国)を相手に衝撃に3-0勝利。韓国として36年ぶりの女子ダブルス決勝進出を果たした。

 

●女子ダブルス準決勝

田志希/申裕斌(韓国) 7、9、6 孫穎莎/王曼昱(中国)

 

 試合は序盤から韓国ペアが先手を奪って攻めて得点。シングルス準々決勝で陳幸同との同士討ちに敗れた王曼昱はダブルスでも調子が上がらず、ラリーになってもミスが目立つ。韓国ペアは試合が進むにつれ調子が上がっていっているような印象で、左右の揺さぶりにも食らいついて得点、あまいボールは次々にカウンターで狙い撃っていった。

 特に田志希はこも試合絶好調。「当たれば入る」というほどに思い切りの良いカウンターを連発し、咄嗟のプレーでも抜群のひらめきで申裕斌をリード。一気に孫穎莎/王曼昱を押し切って勝利を決めた。韓国勢の女子ダブルス制覇となれば、前回決勝進出を果たした1987年大会の梁英子/玄静和以来。準決勝の勢いそのままにタイトルを奪い取ることはできるか。

 中国は女子シングルス準々決勝で王芸迪が早田ひなに敗れたのに続き、女子ダブルスでも他国に敗戦。前回大会で女子シングルス、女子ダブルスの二冠に輝いた王曼昱は大会6日目にして姿を消すこととなった。中国は1989年大会で梁英子/玄静和にタイトルを譲って以降、17大会連続で女子ダブルスを制しているが、決勝の行方はいかに。

手のつけられない当たりを見せた田志希。中国ペアのボールを次々に狙い撃った

会心の勝利に満開の笑顔

中国ペアは終始韓国ペアに押された

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