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世界卓球2023

張本智和、ボボチカに苦戦しながらも勝利し準々決勝進出! 伊藤美誠/早田ひなは熱戦演じるも惜敗

●男子シングルス4回戦
張本智和 5、10、10、10 ボボチカ(イタリア)

男子シングルス4回戦、張本智和はボボチカ(イタリア)にストレートで勝利し、2017年大会以来となるべスト8進出を決めた。

1ゲーム目、サービスから3球目攻撃で確実に得点を重ねた張本が、序盤から大きくリードを広げゲームを先行。

2ゲーム目以降は、ボボチカもそれまで使っていたYGサービスからフォアサービスに切り替えるなどの戦術の転換に加え、思い切りの良い両ハンドドライブを連発。張本がやや押される展開が続いたが、要所でボボチカのミスを誘った張本が2ゲーム連取で一気に勝利に王手をかける。

最終ゲームでは、ボボチカのアグレッシブなプレーに押され、8-10とマッチポイントを握られた張本だったが、最後まで集中力を切らさず、粘り強く戦い抜き、逆転で勝利を手にした。

フォアドライブの打ち合いで強さを見せた張本

派手さはないが堅実なプレーで得点を重ねたボボチカ

 

●女子ダブルス準々決勝(メダル決定戦)
王芸迪/陳夢(中国) 10、9、10 伊藤美誠/早田ひな

女子ダブルス準々決勝、互角の展開が予想された王芸迪/陳夢(中国)と伊藤美誠/早田ひなのメダルをかけた一戦は、勝負どころで確実に得点を重ねた王芸迪/陳夢に軍配があがった。

早田のパワードライブで相手を下げさせ、あまくなったボールを伊藤が前陣で強打と、うまく戦術を組み立てた「みまひな」ペアだったが、ゲーム終盤で中国ペアが底力を見せつけ、惜敗。

特に最終ゲームでは、9-5と大きくリードを広げながらもそこからの1点が遠く、悔しい敗戦となった。

伊藤(右)/早田は積極的に攻撃をしかけるも、ゲーム終盤でわずかに及ばず

リードされながらも冷静さを欠かなかった王芸迪(右)/陳夢

 

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