前回大会2位で今大会第2シードの張本/早田が初戦となる混合ダブルス2回戦に登場。マドリッド/シルバ(メキシコ)にストレートで勝利し、3回戦へと駒を進めた。
第1ゲームを奪い迎えた第2ゲーム。シルバのボールに対して張本のブロックがうまく合わず、ネットミスが続きメキシコペアに先にゲームポイントを握られる。しかし、ここからじわじわと日本ペアが得点を重ねると、9-10となった場面でメキシコペアがタイムアウト。タイムアウト明けの一点をどうしても取りたいメキシコペアだったが、日本に傾いた風向きは変わることなく、張本が前半のミスを取り返すかのような連続得点で第2ゲームを奪った。完全に流れを引き寄せた日本ペアはその勢いのまま第3ゲームを3点で奪い、3回戦進出を決めた。
張本の強烈なバックハンドと、早田の威力のあるフォアハンド。混合ダブルスとは思えないような超攻撃的な「はりひな」ペアは、優勝に向けて順調なスタートを切った。
「1ゲーム目と3ゲーム目の入りは完璧でしたが、2ゲーム目はぼくが相手の女子選手のボールに合わなくてミスが出てしまった。そこは混合ダブルスの難しいところではありますけど、そこは反省かなと思います。格下の選手との対戦だったのでチキータは入れることを優先したけど、チキータはもっともっと精度をあげていきたい。次の試合は同士討ちになる可能性もあるのでもっと思い切ったプレーが必要になると思う。
シングルスと同じようにダブルスも経験してきて、中国選手以外にはほとんど負けないようになっている。2人とも崩れることはほとんどないので、どちらかが調子の悪い時は声をかけてカバーしながらやれている。この信頼関係が大事かなと思っています。」(張本)
●混合ダブルス2回戦
張本智和/早田ひな 3(5、11、3)0 マドリッド/シルバ(メキシコ)
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