メダル獲得に燃える伊藤美誠がコートに登場。初戦の相手のアカシュワ(カザフスタン)とは、過去に2度対戦しているがいずれもストレートで勝利している。
この試合で伊藤は、様々ななサービスとレシーブを使ってアカシュワを翻弄。卓球台のバウンドの感覚や照明への慣れなど、これから勝ち進むための調整をしながら戦っているように見えた。
ラリーではバックハンドでストレートをついてチャンスを作り、フォアスマッシュで決めるなど、伊藤らしいプレーを見せた。臀部の痛みを抱えていると言うが、それを感じさせないスイングと動きの良さを見せた。
心配されている臀部の痛みについて、試合後に次のように話した。
「状態は結構良い感じです。トレーニングも毎日しながら、ダブルスの練習はしないでここまで来た。今日は楽しく試合ができました。体が良いと楽しくやれます。
今日は相手も思い切ってやると思ったし、ガンガン打ってくる卓球。1年半くらい前にやった試合を思い浮かべながらやったんですけど、サービスから相手を崩すことができた。ラリーになっても安心してプレーできましたし、良かったですね。
試合前の練習でもあまり無理せず、という感じです。でもやることはやって試合に入れた。むしろ安心して試合ができた。少しずつできることも増えています。試合でも練習でも、やっぱり動けるのは楽しい」(伊藤)
●女子シングルス1回戦
伊藤美誠 4(4、7、9、1)0 アカシュワ(カザフスタン)
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