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世界卓球2023

張本智和、4年前と同じくフレイタスをストレートで撃破!3回戦進出を果たす

男子シングルス2回戦、張本智和はフレイタス(ポルトガル)と対戦。2人は2019年の世界選手権の3回戦でも対戦しており、その時は張本がストレートで勝利している。だが、油断は禁物。35歳という年齢ながら未だに世界のトップで活躍するフレイタスの技術力は高く、特に柔らかいボールタッチとラリー戦での強さは世界トップクラス。いかに主導権を握らせないかが勝利への鍵となる。

試合は1ゲーム目序盤からフレイタスがフォアハンドで積極的に攻撃を仕掛ける展開に。それに対し、張本は無理にカウンターをするのではなく、フレイタスのバック側にブロックを集め、繋いできたボールをフォアハンドで仕留めて得点を重ねると、1ゲーム目をジュースで奪う。

2ゲーム目以降はフレイタスのバック側に多くボールを集めることでフォアハンドを封じ、絶妙な長さのサービスやツッツキで先手を握らせない試合展開で優位につと、3ゲームを連取してストレートで勝利。各ゲーム毎の点数は競り合っていたものの、試合の主導権を握っていたのは間違いなく張本だった。

4年前は少々荒いが若々しさを全面に出したパワフルなプレーで勝利をつかんだが、今回は相手をよく見たコース取りや長短をうまく使ったプレーでフレイタスを下した張本。4年前よりも技術力、分析力が向上し、よりプレーに磨きがかかっているのを改めて感じさせるような試合だった。

あまいボールは逃さずフォアハンドで叩き込んだ

積極的にフォアハンドで攻撃を仕掛けたフレイタス。ラリー戦でも強さを見せた

 

「1ゲーム目が大きかったですね。9−10にされてからレシーブで頑張って1本取って、ずっとサービスで取ってレシーブで取られるという展開の中で追いつけたのは大きかった。そこからはずっと優位に試合を進められました。
リードした時は、気は抜けてないですけど、どうしても9−9や10−10に比べると少し集中力は下がっている。逆に4ゲーム目、9-4から10−10に追いつかれた時は良い集中力でできていた。このラウンドだからまだ勝てますけど、次からはもう「次はない」という気持ちで戦いたい。でも9-9、10-10での集中力は自分はあると思う。そこまでいかずに勝てるのが一番良いですけど、競ったら集中力を高めて戦いたい。
フレイタス選手には4年前もひとつ次のラウンドで4-0で勝っていた。決して苦手な相手ではなく、ラリーもきれいな相手。でも簡単に勝てる相手でもないので、こうやって4-0でしっかり勝てたのは自信にしていい。ただ、4年前はその次の試合で負けているので、ここで気を引き締めていきたいです」(張本)

●男子シングルス2回戦

張本智和 4(10、8、9、10)0 フレイタス(ポルトガル)

試合後のインタビューでも慢心することなく、次の試合に向けて気持ちを切り替えていた

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