大会2日目の全日程が終了し、勝ち残りは一気に64名まで減った男女シングルス。特に男子シングルスではシード勢の敗戦、苦戦が目立っている。
大会2日目には世界ランキング6位のカルデラノ(ブラジル)がアファナドル(プエルトリコ)に2-4で敗戦。プレーに精細を欠き、ゲームカウントを2-3とされると、6ゲーム目は強打のミスが続出してアファナドルに金星を献上した。
また、大会1日目には2019年大会2位のファルク(スウェーデン)が林兆恒(香港)に敗れて1回戦で姿を消した。バック対バックで優位に立てずにいたファルクに対し、林兆恒は思い切りの良いフォアドライブを連発。4-1で勝利を収めた林兆恒はフロアに倒れ込んで歓喜にひたった。
スウェーデン勢ではシェルベリもフィンランドの巨漢プレーヤー・オラーにフルゲームで敗戦。Jon.パーソンも1回戦で敗れており、2回戦へ進んだのはモーレゴードとK.カールソンの2人のみとなった。
その他、前回大会ベスト16のピッチフォード(イングランド)も1回戦でジェラルド(ポルトガル)との打撃戦の末、フルゲームジュースで敗れている。
2回戦進出を決めているものの、1回戦で格下相手に苦戦を強いられた上位ランカーも多数。ヨーロッパチャンピオンのチウ・ダン(ドイツ)は足を使ったアグレッシブなフォアドライブ連打を見せるイシイ(ブラジル)に中盤まで苦しめられるも4-2で勝利。五輪シングルスで2度銅メダルを獲得しているオフチャロフ(ドイツ)もアックズ(フランス)を相手にゲームカウント1-3からの逆転勝利でなんとか2回戦へと駒を進めた。
その他、ゴーズィ(フランス)が18歳のE.イオネスク(ルーマニア)にゲームカウント2-3と追い込まれてから逆転、張禹珍(韓国)もパン・コーエン(シンガポール)をフルゲームで振り切って1回戦突破を決めている。
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