大会3日目を迎えている世界選手権個人戦・ダーバン大会。初日に続いて会場での小ネタを紹介していきます。
まず、申裕斌(韓国)とチャン・モー(カナダ)の試合中に謎の老人がベンチに乱入したテーブル1だが、セキュリティとは別の問題も発覚。それはいつの間にか会場内に食べ物の匂いが充満していくこと。なぜそのようなことになるかというと、テーブル1を出てすぐの場所に厨房があり、スタッフのケータリングやフードコートで販売する食品を料理しているため。
加えて、テーブル1の照明や音響、カメラといったスタッフが会場内で食事を取るため、昼過ぎや夕方には会場内には、なんともいえない匂いが漂う。さらに、このスタッフたちもなかなかのフリーダムぶりを発揮。ポテトチップスをつまみなながらカメラを操作する者あり、DJの流す音楽に合わせて踊り出す者ありと、それぞれのスタイルで仕事にあたっている。
また、練習会場でも事件が発生。昨日の夜、練習会場と通路を仕切るパーテーションの一部が、誰かが倒れかかった際に大きな音を立てて倒れてしまった。そのタイミングで練習していた宇田幸矢選手は「まあ、南アフリカなのでそんなに驚きは…」と動じないコメント。幸い、けが人はいなかったが、残りのパーテーションも撤去したほうが合理的ということになり、ご覧のように開放的な雰囲気になった。
今大会では、地元の少年少女たちがボールボーイ、ボールガールを努めている。2年前のヒューストン大会のボールボーイ&ボールガールたちはだいぶリラックスしていたが、それに比べると今大会の子どもたちはずいぶんと真面目に役割を果たしている。ちなみに大会初日に仲良くなった下写真のライシンくん、会うといつも笑顔でハイタッチを求めてくるのだが、カメラを向けると「撮影はNG」とのこと。なんとか大会期間中に、彼の笑顔を写真に収めたいところです。
今大会も会場エントランスやスポンサーブース周辺には卓球台が置かれ、観戦に来た方々で賑わいを見せている。南アフリカの一般愛好家と見られる方々のプレーを見ていると、失礼ながら、予想以上の腕前。そこに卓球台があれば、ボールを打ち合いたくなるのは日本も南アフリカも同じ。人類というのは、そういう生き物なのかもしれません。
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