パリ五輪卓球競技2日目の7月28日は男女シングルス1回戦が行われ、男子シングルスに登場した戸上隼輔(井村屋グループ)はユージン・ワン(カナダ)を4‐0で下し、好スタートを切った。
初の五輪となった戸上だが、硬さは見られずスタートから両ハンドドライブでワンを攻め立てた。サービスからはワンのストップをフリックとチキータで攻め、少しでも長くなればバックドライブで強打。レシーブではストップとチキータで先手を取り、ワンのブロックを俊足のフットワークで回り込み、ストレートへのフォアドライブで決めた。
4ゲーム目は10‐6でマッチポイントを奪ってから、決めに行ったボールにミスが出てジュースになったが、弱気になることはなく、最後まで攻め続けた。
●男子シングルス1回戦
王楚欽(中国) ‐7、3、4、9、4 ワン・ヤン(スロバキア)
O.アサール(エジプト) 6、6、‐7、5、8 ラコトアリマナナ(マダガスカル)
ジャー(アメリカ) ‐8、8、2、2、‐8、10 趙大成(韓国)
高承睿(チャイニーズタイペイ) 7、2、‐9、5、4 Ni.アラミヤン(イラン)
シェルベリ(スウェーデン) 7、‐11、4、6、‐12、‐6、9 イドウ(コンゴ共和国)
コズル(スロベニア) ‐10、9、6、7、‐8、10 アチャンタ(インド)
戸上隼輔(日本) 3、6、7、11 ユージン・ワン(カナダ)
レジンスキー(ポーランド) 8、7、14、8 エル‐ベイアリ(エジプト)
ツイート
【伝説のプレーヤーたち】史上最速の強打者・角田啓輔 後編 「今、卓球をやるとしたら……やっぱり、打ち合うでしょうね」
【ティバー/リブラ】ベストバランスがヒットの予感。ティバーが放つ、翠色の秀作
[卓球本悦楽主義4]文面から伝わる誠実で実直な人柄。図解入り技術書の先駆け
卓球ブームを巻き起こす「国民の妹」。申裕斌は韓国で最も旬なスポーツスター
水谷隼、今明かされる「全日本の真実」。劣勢の流れを変えた1本。岸川戦の最終ゲーム、4-8からのバックサービス
[プレイバック2021東京五輪]DAY3/7月26日・五輪のメインポールに初めて日の丸が揚がった
【愛すべきザンネンな卓球用具たち】ニッタク『テナリーオリジナル』 くねっとした曲者グリップ。なのにラケットと腕はびしっと一直線
試合を変える1分間のアドバイス 水谷隼「1分間の中で精神論をアドバイスするコーチはダメですね」