パリ五輪卓球競技2日目の7月28日は男女シングルス1回戦が行われ、男子シングルスに登場した戸上隼輔(井村屋グループ)はユージン・ワン(カナダ)を4‐0で下し、好スタートを切った。

戸上は臆することなく攻め続けてストレートで勝利(Photo:ITTF/ONDA)

38歳とベテランのユージン・ワンは対応できず(Photo:ITTF/ONDA)
初の五輪となった戸上だが、硬さは見られずスタートから両ハンドドライブでワンを攻め立てた。サービスからはワンのストップをフリックとチキータで攻め、少しでも長くなればバックドライブで強打。レシーブではストップとチキータで先手を取り、ワンのブロックを俊足のフットワークで回り込み、ストレートへのフォアドライブで決めた。
4ゲーム目は10‐6でマッチポイントを奪ってから、決めに行ったボールにミスが出てジュースになったが、弱気になることはなく、最後まで攻め続けた。
●男子シングルス1回戦
王楚欽(中国) ‐7、3、4、9、4 ワン・ヤン(スロバキア)
O.アサール(エジプト) 6、6、‐7、5、8 ラコトアリマナナ(マダガスカル)
ジャー(アメリカ) ‐8、8、2、2、‐8、10 趙大成(韓国)
高承睿(チャイニーズタイペイ) 7、2、‐9、5、4 Ni.アラミヤン(イラン)
シェルベリ(スウェーデン) 7、‐11、4、6、‐12、‐6、9 イドウ(コンゴ共和国)
コズル(スロベニア) ‐10、9、6、7、‐8、10 アチャンタ(インド)
戸上隼輔(日本) 3、6、7、11 ユージン・ワン(カナダ)
レジンスキー(ポーランド) 8、7、14、8 エル‐ベイアリ(エジプト)
ツイート

全日本で聞いた 私の用具のこだわり(3)【異質編】萩井菜津子・横田心・亀田智士・岸本漣斗・塚田桜姫・松島由佳
「ありがとう、山手卓球」66年の歴史に幕を閉じた老舗卓球場
【伝説のプレイヤーたち】星野展弥 前編「『原爆』の異名を取ったスマッシュを打つ男」
THE FINAL 2025 全日本卓球フラッシュ②「サヨナラ全日本&最年少最年長選手」
【メンタルってなんやねん!】兄弟を比べるのではなく、絶対評価をしよう
【愛すべきザンネンな卓球用具たち】進化しすぎたグリップたち、進化を求めすぎる用具開発者たち
[今野の眼]WTTに見る卓球の危うさと成功への道筋。このイベントは卓球をどこまで引き上げるのか
ダブルスのメンタル。「すみません」は禁句