●男子シングルス準々決勝
モーレゴード(スウェーデン) 4(11‐7、6‐11、14‐12、14‐12、11‐2)1 アサール(エジプト)
対照的な二人の対戦。トリッキーなプレーとフォアの速攻を繰り出すモーレゴードはスウェーデンのエスロブで創造力を磨いてきた。一方、愚直なまでに両ハンドでしのぎ、中陣から回転量の多いドライブを打ち込むアサール。ジュニア時代にエジプトを離れ、ヨーロッパで腕を磨いてきた。
モーレゴードは創造的なショットが多すぎるとミスが多くなり、アサールはそこがつけ入るチャンスとなる。
キーゲームは1-1の3ゲーム目。一進一退で進み、13-12から台上フォアドライブを決め、14-12でモーレゴードが取り返す。しかし、流れは簡単にモーレゴードには流れない。4ゲーム目も競り合いになり、14-12でモーレゴードが連取。勝利まであと1ゲーム。
5ゲーム目、スタートからモーレゴードは飛ばす。7-0とリード。そして最後はレシーブで打ち抜き、11-2で激戦を制した。勝利の後に、床を叩きながら喜ぶスウェーデンのマジシャン。
モーレゴード・マジックで準決勝進出を決めた。

1本も集中力を切らさずにジリジリと点を重ねてくるアサール。アフリカ選手のベスト4は惜しくも消えた

両ハンドでのドライブとカウンタースマッシュ、カットブロックと多彩でトリッキーなプレーを見せつけたモーレゴード
写真=ITTF/ONDA
ツイート

【用具のこだわり】西坂優也「変化系表ソフトで自分がやりたいことが全部できた」
【アーカイブ・カルデラノ】水谷隼×ウーゴ・カルデラノ スペシャルトーク[前編]
THE FINAL 2025 列島縦断 ローカルヒーロー大集合! 〈その3〉
【People】髙森勅尊「荒波に負けない、強く優しい心を育てたい」
【どこまで知ってる?裏ソフトの重量ABC】vol.1 知っておきたい基礎知識
水谷隼、今明かされる「全日本の真実」。齋藤清さんに並ぶ8度目の優勝。キャリアハイを迎え、リオ五輪に向かう
2025年全日本ランキングプレーヤーの使用用具&データ〈ジュニア男女〉
真説 卓球おもしろ物語4【国際卓球連盟誕生 〜卓球が消えたとされる年に、大富豪の家に生まれた男】