団体戦が始まり、再び4コートで行われている卓球競技。日本女子対ポーランドの他に男子団体2試合、女子団体1試合が行われた。その結果は下記のとおり。
●男子団体1回戦
〈スウェーデン 3−0 デンマーク〉
◯シェルベリ/K.カールソン ー11、8、6、3 アンデルセン/グルーツ
◯モーレゴード 7、ー9、ー11、5、9 リンド
◯K.カールソン 8、10、7 グルーツ
・男子シングルス準優勝のモーレゴードを2点起用したスウェーデンが、デンマークとの北欧対決に3−0で勝利。モーレゴードは昨夜の男子シングルス決勝の疲れか、23年世界選手権ベスト8のリンドを相手に苦戦したが、ゲームオール11−9で勝利。スウェーデンは準々決勝で第2シードのドイツと当たる組み合わせで、どちらが勝ってもおかしくない一戦だ。

モーレゴード、これはいつものポーズ……なのか?(Photo:ITTF/ONDA)

北欧のファンタジスタも、さすがにお疲れのようです……(Photo:ITTF/ONDA)

23年世界卓球ベスト8のリンド、モーレゴードに惜しくも敗れた(Photo:ITTF/ONDA)
〈チャイニーズタイペイ 3−0 エジプト〉
◯荘智淵/高承睿 ー10、ー11、9、6、8 K.アサール/アブデル-アジズ
◯林昀儒 7、10、7 エル-ベイアリ
◯高承睿 10、−9、6、9 アブデル-アジズ
・エースのO.アサールが団体戦に出場せず、弟のK.アサールが出場したエジプトをチャイニーズタイペイが3−0で撃破。日本男子が1回戦でオーストラリアを破ると、このチャイニーズタイペイと対戦することになる。エースの林昀儒は2番でエル-ベイアリに2ゲーム目7−10とゲームポイントを握られたが、5点連取で鮮やかに逆転した。

林昀儒、準々決勝で日本男子の前に立ちはだかるか(Photo:ITTF/ONDA)

ラリー戦に強いエル-ベイアリ、林昀儒を苦しめた(Photo:ITTF/ONDA)
●女子団体1回戦
〈インド 3−2 ルーマニア〉
◯カマス/アクラ 9、10、7 ディアコヌ/サマラ
◯バトラ 5、7、7 スッチ
アクラ 8、−4、7、−6、−8 サマラ◯
カマス −5、8、−7、−9 スッチ◯
◯バトラ 5、9、9 ディアコヌ
・女子団体1回戦屈指の好カード、「魔球の王国」インドと古豪ルーマニアの一戦は、エースのバトラが2勝を上げたインドに凱歌があがった。ルーマニアも3番でベテラン・サマラが右シェークバック粒高のアクラをゲームオールで破り、5番ラストまで持ち込んで意地を見せたが、2番スッチがバトラに完敗したのが誤算だったか。インドはこのまま勝ち上がると、準決勝で日本女子と当たる組み合わせだ。

今がピークと言えるほど強いバトラ(Photo:ITTF/ONDA)

古豪ルーマニアの意地を見せ、3番でアクラに競り勝ったサマラ(Photo:ITTF/ONDA)
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