●混合ダブルス決勝
王楚欽/孫穎莎(中国) 6、-7、8、5、-7、8
イ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国)
混合ダブルス決勝戦、第1シードの王楚欽/孫穎莎(中国)が、ここまで世界ランキング2位の張本智和/早田ひな、4位の黄鎮廷/杜凱琹(香港)らの強力ペアを破って決勝へ駆け上がったイ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国)を破り、金メダルを獲得した。
第1ゲームは、まるで男子ダブルスかと思うような王楚欽/孫穎莎の鋭いドライブで得点を重ねて奪う。しかし、第2ゲームはイ・ジョンシクの攻撃が孫穎莎を苦しめて北朝鮮ペアが奪う展開に。
キム・クンヨン(左)も異質ラバーではブロックではなく、攻撃系の技術を多用して戦った(Photo:ITTF)
第3、4ゲーム目はラリーで優位に立った中国ペアが取って3-1で金メダルに王手。しかし、第5ゲームはアグレッシブに攻撃を仕掛けた北朝鮮ペアが奪うと、第6ゲームもさらに勢いに乗ってきた北朝鮮ペアに中盤はリードされる。しかし、着実に得点を重ねて10-8でチャンピオンシップポイントを握ると、最後はこれまで猛威を振るってきたフォアドライブがミスとなり、中国ペアが優勝を決めた。
今大会を通じて、なかなか思うようなプレーができないでいた王楚欽(左)を孫穎莎が引っ張った(Photo:ITTF)
混合ダブルスが初採用された東京五輪では決勝で水谷隼/伊藤美誠に敗れ、金メダルを逃した中国。そこから3年、幾度の激戦を乗り越え、悲願の混合ダブルス金メダルを手にした。
中国史上初となる混合ダブルス金メダルを獲得した王楚欽/孫穎莎(Photo:ITTF)
ツイート
こだわりすぎた男たち Vol.12 西田忠洋「みんなには形が変だと言われるけど、先重心にして、少しでも球が走るようにしています」
[卓球本悦楽主義4]文面から伝わる誠実で実直な人柄。図解入り技術書の先駆け
上田仁の集大成 ブンデスリーガ挑戦の最終章
【私のターニングポイント・水谷隼】「中2のドイツ留学と、ロシアリーグ参戦がなければ、今の水谷隼はない」
The Final 全日本卓球2024 男子3位 吉村真晴・篠塚大登 「託す男と受け継ぐ若者」
ITTF ペトラ・ゾーイング会長に聞く「ITTFとWTTの関係性」
2024年全日本ランキングプレーヤーの使用用具&データ〈女子〉
[特集・石川佳純]2012年叶える夢「表彰台では感動しました。2番なのにうれし涙流しちゃいました」<後編>