卓球王国 2024年12月20日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
パリ五輪卓球

【パリ五輪卓球】世界女王・孫穎莎が準決勝へ。4試合すべて4-0の恐るべき強さ

●女子シングルス準々決勝
孫穎莎(中国) 7、4、17、5 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)

女子シングルス準々決勝の3試合目、世界女王の孫穎莎は強打者・鄭怡静を寄せつけず、4−0でストレート勝ち!

これまで1回戦から、右シェーク・バック表攻守のG.タカハシ(ブラジル)、左ペン粒高・表ソフト攻守の倪夏蓮(ルクセンブルク)、そして右シェークバック粒高攻守のアクラ(インド)と表ソフトや粒高ラバーを使う選手との対戦が続いた孫穎莎。一転してこの準々決勝は、女子トップクラスの強打型・鄭怡静との対戦となったが、まったく苦にしなかった。鄭怡静が得意とする、ピッチの早いバック対バックのラリーでも完璧な対応を見せ、フォアに飛ばされても鮮やかにストレートに反撃する。

唯一接戦となったのは3ゲーム目。「ここを落としたら逆転できない」と決死のロングサービスを連発し、リスキーな攻撃を狙う鄭怡静が10−9から3回のゲームポイントを奪うが、決め切れず。長いジュースの応酬の末、18−17で迎えた孫穎莎の5回目のゲームポイントで、孫穎莎が目にもとまらぬ3球目バックドライブで鄭怡静のバックサイドを切り裂いた。

4ゲーム目は一気に突き放し、準決勝進出を決めた孫穎莎。これで4戦連続ストレート勝ちという、恐るべき強さだ。

写真=ITTF/ONDA

パリ五輪速報

関連する記事

 卓球王国有料記事PLUS+
alticl all