●女子シングルス準々決勝
孫穎莎(中国) 7、4、17、5 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
女子シングルス準々決勝の3試合目、世界女王の孫穎莎は強打者・鄭怡静を寄せつけず、4−0でストレート勝ち!
これまで1回戦から、右シェーク・バック表攻守のG.タカハシ(ブラジル)、左ペン粒高・表ソフト攻守の倪夏蓮(ルクセンブルク)、そして右シェークバック粒高攻守のアクラ(インド)と表ソフトや粒高ラバーを使う選手との対戦が続いた孫穎莎。一転してこの準々決勝は、女子トップクラスの強打型・鄭怡静との対戦となったが、まったく苦にしなかった。鄭怡静が得意とする、ピッチの早いバック対バックのラリーでも完璧な対応を見せ、フォアに飛ばされても鮮やかにストレートに反撃する。
唯一接戦となったのは3ゲーム目。「ここを落としたら逆転できない」と決死のロングサービスを連発し、リスキーな攻撃を狙う鄭怡静が10−9から3回のゲームポイントを奪うが、決め切れず。長いジュースの応酬の末、18−17で迎えた孫穎莎の5回目のゲームポイントで、孫穎莎が目にもとまらぬ3球目バックドライブで鄭怡静のバックサイドを切り裂いた。
4ゲーム目は一気に突き放し、準決勝進出を決めた孫穎莎。これで4戦連続ストレート勝ちという、恐るべき強さだ。
写真=ITTF/ONDA
ツイート
【用具のこだわり】阿部悠人「パワー卓球に合うラケットとラバーに変更」
【今野の眼】なぜ1日1試合でもトップ選手たちは故障や体へのダメージを感じるのか
【愛すべきザンネンな卓球用具たち】バタフライ『VSGⅡ』 ねじれるグリップをぐりぐり調整。メカニカルだけど優しく手にフィット
ラケット&ラバー 「変える派」「 変えない派」の考え方
【どこまで知ってる?裏ソフトの重量ABC】vol.4 現場のプロに話を聞いた!
真説 卓球おもしろ物語29【卓球メジャー化の明暗、テレビ東京とスーパーサーキット】
【People】勝康雄:知的障がい者卓球界の名物裏方さん
[Goods Story 森澤幸子]飛びすぎないラケット