●男子団体決勝
〈中国 3-0 スウェーデン〉
◯馬龍/王楚欽 -8、4、3、-6、7 シェルベリ/K.カールソン
◯樊振東 -10、8、9、-11、5 モーレゴード
◯王楚欽 9、5、-10、-10、2 K.カールソン

五輪団体で5連覇を達成した中国(Photo:ITTF/ONDA)
1980年代から2000年にかけて、世界選手権で覇権を争いあった中国とスウェーデンが、五輪団体決勝の舞台で初対決。パリ時間の8月9日、15時から行われた決勝は、中国が苦しみながらもスウェーデンを3-0で下して、2008年北京五輪から5大会続けて団体金メダルを手にした。
中国ががぜん有利と見られていた一戦だったが、1番のダブルスと2番のエース対決、そして3番の王楚欽とK.カールソンのサウスポー対決の3試合すべてがゲームオールにもつれる接戦になった。
トップのダブルスには、これが最後の五輪出場と言われている中国のレジェンド、35歳の馬龍と次代の中国を背負う24歳の王楚欽のペアが、スウェーデンのシェルベリとK.カールソンの正確な台上ストップで先手を封じられながらも、最後はドライブの打ち合いのラリーに持ち込んで辛勝。10-7でマッチポイントを握ってからの最後のラリーは両ペアが中陣からパワードライブを打ち合って、馬龍がフォアドライブをフォアクロスに華麗に抜き去って勝利。全身を回転させながらフルスイングの素振りとともに勝利の雄叫びをあげた。

馬龍(右)にとって最後の五輪。6個目の金メダルを獲得(Photo:ITTF)
シングルス決勝の再戦となった2番の樊振東とモーレゴード。試合はシングルスの時と同じようにモーレゴードがサービスの回転とコースを目まぐるしく変えながら樊振東のレシーブを崩し、バックハンドのプッシュも冴えてゲームを先行する。その後はモーレゴードはテクニックをフル回転させて、樊振東は質の高い両ハンドドライブで押し返す展開が続く。最終ゲームになるとモーレゴードのプッシュを飛びつきながらフォアドライブでストレートに狙い打つなど、樊振東が底力を見せて競り勝つ。

最終ゲームでモーレゴードを突き放した樊振東(Photo:ITTF)

バックプッシュにカットブロックなど独創的なプレーを見せたモーレゴード(Photo:ITTF)
3番の王楚欽とK.カールソンは、2022年世界卓球成都大会の団体準々決勝で対戦しており、この時は0-2から王楚欽が逆転勝ちしている。世界随一の威力を誇る王楚欽の両ハンドドライブに対して、K.カールソンはボールが合うのか難なく返球することができ、この試合でも互角の打ち合いを演じる。最終ゲームは王楚欽が畳みかけるように攻撃を仕掛けて10-2とゴールドメダルポイントを握り、次のボールで決めると安堵の表情を浮かべてから両手を高く突き上げた。

剛腕のサウスポー対決は迫力あるラリーの応酬になった(Photo:ITTF)

王楚欽を鼓舞する中国ベンチ(Photo:ITTF)

五輪団体で初のメダルを獲得したスウェーデン(Photo:ITTF/ONDA)
ツイート

橋津文彦「相手がタイムアウトを取った場面というのは、こちらにとっても勝負所になっています」
THE FINAL 2026 全日本卓球 男子シングルス ベスト8「白熱の土曜日、勇者たちの競演」
[こだわりすぎた男たち Vol.16]奥田昭和「薄さ」と「軽さ」を追求した
【アーカイブ石川佳純】リオに選ばれし者「ロンドンはとにかく楽しかったです。きっとリオもそうなると思います」
ラバー高騰の衝撃。コロナ禍で市場は冷え込み、回復期に一気に1万円台ラバーの登場 <Vol.4>
いざ、パリへ 張本智和インタビュー「1秒たりともメダルがほしいと思ってはいけない」[前編]
[ようこそ卓球地獄へ/妄想卓球スパーク!]2011年世界選手権ロッテルダム大会・妄想観戦記
[アーカイブ]柳承敏「北京五輪は中国のホームだから、もっときついはずです。しかし、ハードなターゲットだからこそ挑戦する意味も大きくなります」