●女子団体準々決勝
〈韓国 3−0 スウェーデン〉
◯申裕斌/田志希 2、7、5 ベルガンド/C.シェルベリ
◯李恩慧 −2、4、10、11 ベリストロム
◯田志希 −8、11、6、7 C.シェルベリ
女子団体準々決勝、韓国対スウェーデンは韓国が3ー0で勝利を収め、準決勝に進出した。
1回戦で香港から金星を挙げ、勢いに乗るスウェーデン。しかし、韓国はトップに23年世界卓球準優勝の申裕斌/田志希ペアを起用し、スウェーデンペアを完封。試合の主導権を握る。

23年世界卓球では孫穎莎/王曼昱(中国)を破って2位の田志希/申裕斌(Photo:ITTF/ONDA)

1番ダブルスでストレートで敗れたベルガンド(右)/C.シェルベリ(Photo:ITTF/ONDA)
韓国の2番・李恩慧は長身の右シェークドライブ型。カットのベリストロムに対し、フォア前への巻き込みサービスからのループドライブ連打、チャンスボールは強打というプレーで競り勝った。これで勝利をほぼ確実なものにした韓国は、3番・田志希が締めて3ー0での勝利。田志希はシングルスの初戦でユ・フ(ポルトガル)に痛恨の敗戦を喫したが、それだけに団体戦に懸ける意気込みは相当なものだ。

粘り強いフォアドライブ連打からの強打を見せた李恩慧(Photo:ITTF/ONDA)

香港戦で2勝を挙げたベリストロムだが、勝利はならず(Photo:ITTF/ONDA)

3番田志希が締め、韓国女子が3ー0で勝利(Photo:ITTF/ONDA)
韓国としてはシングルスベスト4の申裕斌をシングルス2点起用するオーダーも考えられるが、ダブルスがカギを握るこの団体戦では、申裕斌/田志希のダブルスを使うのがベストオーダーか。続く準決勝の相手は中国対チャイニーズタイペイの勝者で、まず間違いなく中国との対戦となるだろう。
今大会の女子団体では香港がすでに敗れ、ドイツはハン・インに続いてミッテルハムが団体戦を欠場し、戦力が半減している。韓国女子は準決勝の中国戦は厳しい戦いだが、2008年北京五輪(銅メダル)以来、久々のメダル獲得のチャンスを迎えている。

(Photo:ITTF/ONDA)
ツイート

【用具のこだわり】鶴岡美菜「ラケットもラバーも威力より安定感を重視」
【私のリフレッシュタイム】vol.14 飯村悠太「最近はオフに筋トレをすることが多いです」
進化するアウター特殊素材モデル そのトレンドを探る〈後編〉
【People】米塚雅弘:地道にチーム力を引き上げた「ミスター朝日大」
バタフライvs.ドイツ 日独ラバー物語<後編その2> 知られざる怪物、ESNは「卓球テクノロジー企業」へ
[プレイバック2021東京五輪]DAY10/8月3日・張本、吠える!メダルに向けて突き進むジャパン
【People】塚原清文[P4MATCH代表] 多くの人が卓球を楽しみ、続けられる環境を
[卓球本悦楽主義9] 意気盛んな荻村の濃密な理論が展開。まさに卓球理論書の金字塔