男女シングルスとも67名の選手が出場しているパリオリンピック・卓球競技。混合ダブルス1回戦に先駆けて、本戦を戦う64名の選手を決定する予選ラウンド各3試合が行われた。結果は下記のとおり。
●女子シングルス予選ラウンド
サハキアン(レバノン) −4、12、5、3、8 ツォン・ジーイン(チリ)
ハンフォウ(カメルーン) 6、−9、9、3、8 エッジヒル(ガイアナ)
K.ヴェグジン(ポーランド) 5、5、2、8 アリ(モルディブ)
●男子シングルス予選ラウンド
ジャー(アメリカ) 5、6、5、3 ウルス(モルドバ)
デサイ(インド) 7、9、5、5 アボ-ヤマン(ヨルダン)
ディアウ(セネガル) 10、3、4、5 シュレスタ(ネパール)
女子シングルスで58歳にして五輪初出場を果たした、チリの「ターニャおばさん」(ターニャは現地名)ことツォン・ジーインは、初戦でレバノンのサハキアンに1−4で敗れた。ちなみにサハキアンは1977年生まれの46歳で、61歳の倪夏蓮、58歳のツォン・ジーインに次ぐ3番目の年長選手。ふたり合わせて「104歳」の大ベテラン対決となった。
男子では2021年世界選手権ベスト8のジャー(アメリカ)が本戦へ。アメリカ・アンチドーピング機構による定期的なドーピング検査を受けなかったため、国際大会に一時的に出場停止となり、世界ランキングが落ちていた。本来なら予選ラウンドに出る選手ではないだろう。地元・パリ育ちで、父親の出身地であるセネガル代表チームを選択したディアウも本戦出場を決めている。
ツイート
[緊急特集]「全中」はなくなるのか!?
【五輪卓球の歴史エピソード】アトランタでの中国の逆襲。準々決勝で停電し、明暗を分けた試合
【セカンドキャリア】並木佑介 「卓球をやっていた頃、勝てなくて惨めな思いをいっぱいしたことが逆に良かった」
【セカンドキャリア】ヨルゲン・パーソン「監督としてメダルを獲りたいと熱望している。それがコーチとしてのやりがい、ぼくのモチベーションなんだ」
戸上隼輔「オリンピックの傷は深いものがあって、オリンピックでしかその悔しさは晴らせない」
【伝説のプレイヤーたち】星野展弥 後編「試合で競った時は、『これがオレの卓球や』というのをみんなに見せろ」
西村卓二。なぜこの人は恐れられ、そして愛されたのか。
【大会前の2週間】試合の1週間前からはペースを落として「やり込み過ぎない」ようにしている(神巧也)