●女子団体準々決勝
〈日本 3−0 タイ〉
◯早田ひな/平野美宇 7、6、5 S.サウェータブット/パラナン
◯張本美和 10、5、9 J.サウェータブット
◯平野美宇 8、5、6 パラナン
日本女子、タイを3−0で完封して準決勝進出!
1回戦のポーランド戦に続き、早田ひな/平野美宇のダブルスに張本美和をシングルス2点起用した日本。まずトップで早田/平野のダブルスが快勝し、試合の流れを作る。
昨日のポーランド戦の1番ダブルスが終わったあと、ベンチで話し合い、お互いのプレーについて確認していた早田/平野。早田のプレーに左腕の故障の影響があり、バックハンドやブロックにやや安定性を欠いていたが、攻守ともに本来のプレーが戻りつつある。守りが堅く、両ハンドで広角に攻めてくるS.サウェータブット/パラナンは油断のできない相手だったが、平野のサイドを切るバックドライブ、早田のストレートへの両ハンド強打がよく決まり、ストレートで勝利した。
早田に本来のプレーが戻りつつある早田/平野ペア(Photo:ITTF/ONDA)
ラリーに強いS.サウェータブット(右)/パラナンも早田/平野からはゲームを奪えず(Photo:ITTF/ONDA)
2番・張本の相手は、昨日の女子団体1回戦ラストでCh.ルッツから劇的な勝利を収め、準々決勝進出を決めたJ.サウェータブット。バックサービスからの前陣での両ハンドドライブは切れ味鋭く、1ゲーム目は先に9−10でゲームポイントを握られたが、緩急をつけたバックドライブでバック対バックを制して12−10と逆転。
2ゲーム目以降も、J.サウェータブットのフォア前にサービスを集めながら、ラリーで得点を重ねた。3ゲーム目は出足で0−4と離されたものの、7点連取で一気に7−4と逆転。再び8−9とリードを許したが、最後は10−9で相手のドライブレシーブを、フォアクロスへ目にも止まらぬカウンターで打ち抜き、勝負あり。
シングルス2点で起用され、五輪初出場とは思えない堂々たるプレーを見せる張本美和(Photo:ITTF/ONDA)
J.サウェータブット、2試合連続での殊勲の勝利とはならず(Photo:ITTF/ONDA)
こうなると3番・平野はもう止まらない。守りが堅く、抜群のボールセンスを誇る左腕・パラナンに対し、緩急とミドルへのコース取りを有効に使い、ストレート勝ち。勝利の瞬間は満面の笑顔を見せた。
バックハンドの威力と安定性が光った平野(Photo:ITTF/ONDA)
単複で堅守とカウンターを見せたタイのエース、パラナン(Photo:ITTF/ONDA)
「まだまだ決勝への通過点」という印象の日本女子チーム。準決勝の相手はインド対ドイツの勝者となる。
快調に勝ち進む日本女子チーム。続く準決勝の相手はインド対ドイツの勝者だ(Photo:ITTF/ONDA)
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