パリ五輪・卓球競技の混合ダブルス準決勝が終了。世界王者の王楚欽/孫穎莎(中国)とイ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国)がそれぞれ決勝進出を決めた。
王楚欽/孫穎莎(中国) -6、7、-9、5、7、9 林鐘勲/申裕斌(韓国)
世界王者の中国ペアは試合中盤までは韓国ペアに押されてゲームカウント1-2とリードを奪われる。しかし、4ゲーム目からは試合の主導権を握ってゲームカウント3-2と逆転すると、最終ゲームは9−9の場面から王楚欽の3球目攻撃と孫穎莎のサービスエースで勝負を決めた。
世界王者の王楚欽/孫穎莎。隙のないプレーで決勝へ進出
イ・ジョンシク/キム・クンヨン(朝鮮民主主義人民共和国) 3、-10、-3、9、9、-9、6 黃鎮廷/杜凱琹(香港)
第1ゲームはキム・クンヨンがレシーブで粒高でのフリックを使い、イ・ジョンシクも回転量豊富なフォアドライブで得点を重ねて奪うも、続く第2ゲームは香港ペアがジュースで取る。
第3ゲームは黃鎮廷がキム・クンヨンの浅い粒高ブロックを踏み込みながらの強烈なフォアドライブで攻略し、香港ペアがゲームカウント1-2とリードするも、北朝鮮ペアが第4、5ゲームを連取。
第6ゲームは香港ペアが奪ってフルゲームにするも、最終ゲームは序盤から北朝鮮ペアが連続得点で7-0とリードを広げる。追いつきたい香港ペアだったが、最後は杜凱琹のバックドライブがネットにかかってゲームセット。北朝鮮ペアが決勝進出を決めた。
決勝進出を決めた北朝鮮ペア。キム・クンヨンは粒高でブロックだけでなく、フリックやミート打ちなどの攻撃的な打法も駆使して戦った
パワーボールが特徴の香港ペアだが、決勝へはあと一歩届かなかった
ツイート
[緊急特集]「全中」はなくなるのか!?
平野美宇「周りの人が私を押し上げてくれたことに感謝の気持ちが湧き上がってきました。だからこそ重い銀メダルです」
[卓球本悦楽主義2] 真骨頂は随所の哲学的論考。福士の気概に率直な感動を覚える
木材ラケットの奥深き魅力〈1〉木材ラケットの特徴
隼の眼「松島の過剰なる自信と思い切りの良さはどこまで続くのか」
【メンタルってなんやねん!】挫折とは何か。そして挫折から立ち直る
真説 卓球おもしろ物語10【卓球ニッポンの幕開けと用具革命 〜ついに世界の舞台に躍り出た日本の卓球】
【インターハイ王者インタビュー】小野泰和「チームのみんなで勝ち取った優勝だと思っています」