●女子団体準決勝
〈中国 3−0 韓国〉
◯陳夢/王曼昱 4、5、−9、9 申裕斌/田志希
◯孫穎莎 5、1、3 李恩慧
◯王曼昱 3、7、3 田志希
女子団体準決勝の第1試合、女子団体5連覇を目指す中国は韓国に一方的なスコアで完勝を収めた。
韓国女子の勝利への希望の糸は、トップで23年世界卓球2位の申裕斌/田志希が勝利を収め、中国にプレッシャーをかけることだった。しかし、陳夢/王曼昱は1ゲーム目から8連続ポイントを挙げるなど、11−4で韓国ペアを圧倒。申裕斌/田志希は3ゲーム目を返すのがやっとという試合内容だった。5月のサウジスマッシュまで中国女子のシングルス2番手の座を争った陳夢と王曼昱だが、ダブルスの練習は相当にやり込んできている。

ここまで圧倒的な強さを見せている陳夢(左)/王曼昱(Photo:ITTF/ONDA)

23年世界卓球2位の申裕斌/田志希、中国ペアから1ゲームを奪うが、反撃もここまで(Photo:ITTF/ONDA)
2番の孫穎莎対李恩慧は、2月の世界卓球釜山大会の女子団体準々決勝2番で、孫穎莎と李ジオンが対戦した時と同じような内容だった。孫穎莎は2ゲーム目は9点連取、3ゲーム目は8点連取。両ハンドの打球点の早さ、スピード、コースの厳しさ、すべてで上回る孫穎莎が李恩慧を圧倒し、あっという間に試合を決めた。

最後まで攻撃の手を緩めず、無慈悲と思えるほどの強さを見せた孫穎莎(Photo:ITTF/ONDA)

李恩慧は一方的なスコアで孫穎莎に敗れる(Photo:ITTF/ONDA)
3番の王曼昱対田志希も、団体戦のみの出場となる王曼昱が田志希を圧倒。3試合合わせて1時間27分で試合を終わらせた中国。試合後に3人揃って観客席に手を振る姿は、とても準決勝を戦い終えたあととは思えないほど、余裕にあふれていた。

3番・王曼昱は余力十分。元世界女王が3番に控えるのは他チームにとっては脅威(Photo:ITTF/ONDA)

田志希、王曼昱からゲームを奪うことはできず(Photo:ITTF/ONDA)
これでひと足先に決勝進出を決め、2008年北京五輪から続く連覇を「5」に伸ばすまであと1勝とした中国女子。女子団体準決勝の第2試合、日本対ドイツの一戦は日本時間で8月9日午前3時にスタートだ。
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