全日本卓球2024
●女子シングルス準々決勝
赤江夏星（デンソー） ｰ3、5、6、ｰ14、4、ｰ4、9 平野美宇（木下グループ）
最終ゲーム、10ｰ9でマッチポイントを握った赤江の飛びついたフォアハンドが、平野のコートのエッジをかすめて入った。昨日、パリ五輪代表候補に内定した平野を下し、赤江がベスト4に躍進だ！
試合後のミックスゾーンで、まだ少し興奮の残る表情で「試合が終わったばかりで、信じられない気持ちとうれしい気持ちの両方が今はあります」と語った赤江。「バック対バックで単純に勝負すると平野さんのほうが上なので、フォアやミドルを突いて、そちらを意識させてから勝負しようと思った」という言葉のとおり、2ゲーム目から横回転を入れるワイパースイングのバックハンドで平野をフォアに大きく動かし、試合の主導権を握った。
平野も大接戦となった4ゲーム目を取り、最終ゲーム1ｰ3のビハインドから6ｰ3と逆転して勝利に迫ったが、ここから赤江が逆転。最後は9ｰ9から2本連取で勝負を決めた。
「平野さんとは（Tリーグの日本生命レッドエルフで）練習は今までもしていたけど、試合をするのは初めて。1ゲーム目を何もできないまま落として、このままでは悔いが残るなと吹っ切れた。自分が今持っている力を最大限発揮しようと思いました」（赤江）
昨日、パリ五輪代表候補に内定した平野を破った赤江
最後はエッジボールで終戦
平野はベスト8で終戦
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