6回の最多五輪出場の倪夏蓮(ニイ・シアリエン/ルクセンブルク)がパリ五輪の女子シングルス2回戦で、38歳下の世界チャンピオンの孫穎莎に0-4で敗れ、五輪での試合を終えた。
倪夏蓮は1983年世界選手権東京大会で団体と混合ダブルスの世界チャンピオンになっている。中国で一旦ラケットを置き、その後、ドイツに渡り、ブンデスリーガでプレーしたのちにルクセンブルクに移住。ヨーロッパ選手権、ヨーロッパトップ16で優勝を重ね、2021年世界選手権では史上最高齢のメダリスト(女子ダブルス3位)となった。
開会式ではルクセンブルクの旗手を務め、パリでも輝きを放ち、若々しいプレーと素敵な笑顔を振りまいた倪夏蓮はパリの会場を大いに沸かせた。
「オリンピックはとても楽しめた。世界ランキング1位の選手と戦えるなんて、日常にあることではない。それは歴史的なチャンスだから。すべての瞬間を楽しめました。ロマンティックな都市のパリでの五輪に出られて、言葉に言い表せないわね」。
<写真 ITTF>

61歳でありながら若々しいプレーを見せた倪夏蓮

元世界チャンピオン(ダブルス・団体)の大先輩にも容赦しなかった孫穎莎

試合後に祝福のキス(?)か、囁きなのか。顔を寄せる倪夏蓮

夫のトミー・ダニエルソンとキスを交わす倪夏蓮。おしどり夫婦なのだ

試合後にルクセンブルクの王室の方と言葉をかわした倪夏蓮。ルクセンブルクのスーパーヒロインだ
ツイート

社会人王者:有延大夢「『蹴落としていく』という感覚から『その人たちの分も背負う』感覚に変わった」
【卓球豆知識】01年大阪大会、中国vs.韓国の死闘。通算7度のマッチポイントを凌いだ「奇跡の男」
【逆襲の30s】 30代の底力「年齢なんて関係ないぜ!」前編
【日本選手の戦い】劇的すぎる銀メダル。急成長した「大吉ペア」
【People】古瀬泰之:信条は粘り強さと個性尊重。虹色に輝いた20年の指導
中国の卓球記事で引用される「卓球王国より」。ならば書こう。「中国の卓球愛好者よ、ラージボールをやりなさい」
ロス五輪新種目の「混合団体」。男女格差のない日本は有利。だが、卓球人からは怒りの声が多数
[ようこそ卓球地獄へ/妄想卓球スパーク!] 卓球選手の髪型