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パリ五輪卓球

【パリ五輪卓球】「フェリックス!」の大合唱。ルブラン、オフチャロフを打ち破る。「夢のようだよ」

●男子シングルス3回戦
F.ルブラン(フランス) 9、13、10、‐8、‐3、‐8、7 オフチャロフ(ドイツ)

パリ南アリーナ4は「フェリックス、フェリックス」の掛け声で会場が揺れた。

2008年北京大会以降、団体4個、シングルス2個のメダルを持つ「メダルコレクター」のオフチャロフ(ドイツ)を17歳のフランスの鬼才、フェリックス・ルブランが打ち破った。出足で競り合いながらゲームを3−0とリードしたが、3−3に追いつかれたルブラン。しかし、台上での細やかなタッチのストップ、ラリー戦でのミスのない両ハンドは最後まで崩れなかった。
競り合いになると滅法強いオフチャロフだが、力尽きて、最終ゲーム11−7でフェリックスが勝ちきり、会場が揺れるほどの祝福を受けた。

競り合い、とりわけオリンピックでの競り合いに強かったオフチャロフだが、フェリックスには及ばなかった

 

オフチャロフ
「とてもとてもがっかりしている。特に最初の3ゲームを落としたのは痛い。すべて2点差だったから。チャンスはかなりあったのに落としてしまった。自分がプレーしたいと思ったプレーをして、とてもうまくいっていたのに、3ゲーム目では5-1までリードしていたのに、負けてしまった。チャンスを逃してしまった」

 

地元フランスのファンに応えるフェリックス・ルブラン。ペンドラの世界の新星だ。17歳で準々決勝進出を決めた

 

F.ルブラン
「今日はプレッシャーがかなりあった。3−0から3−3になったけど、要所をコントロールすればそこはなんとか乗り切れると思っていた。今日はメンタルの状態も良くて、出足も良くて、要所でしっかり点を取れたね。オフチャロフはとてもタフで経験豊かな強い選手だから3−0でリードしても気を抜けなかった。
3−37ゲーム目のスタートも良くて、観客もぼくの背中を押してくれた。地元フランスで、家族が見ている前でこんな試合ができるなんて夢のようだよ。
モーレゴードが王楚欽に勝ったのはヨーロッパにとっても良かった。でも今のぼくは組み合わせよりもただ準々決勝に集中するだけだ」
●準々決勝(日本時間)
モーレゴード(スウェーデン) vs. アサール(エジプト) 8月2日4:00
張禹珍(韓国) vs. カルデラノ(ブラジル)8月1日18:00
F.ルブラン(フランス) vs. 林昀儒(チャイニーズタイペイ) 8月1日22:00
張本智和(日本) vs. 樊振東(中国)8月2日0:00
パリ五輪速報

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