男子ダブルス3回戦、2大会連続のメダルを狙う宇田幸矢/戸上隼輔の相手はドイツのオフチャロフ/フランチスカの長身ペア。どちらもパワーがありラリー戦で強さを発揮するため、試合前から激しい打撃戦が予想された。
1ゲーム目、宇田/戸上は積極的にチキータや長いツッツキを使い得意のラリー戦に持ち込もうとするも、ドイツペアの予想以上のドライブの伸びにうまく対応できずミスが目立つ。思うようにラリー戦に持ち込めず、ドイツペアに1ゲーム目を奪われる。
第2ゲームは1ゲーム目と打って変わって宇田/戸上のペースに。右利き同士のドイツペアに対し、連続でバックサイドを狙うことで一撃の攻撃を封じ、ラリー戦で得点を奪う場面が徐々に増えていく。宇田/戸上の一撃で決めるフォアドライブも決まり、第2ゲームは日本ペアが奪う。
第3ゲームもジュースで日本ペアが奪うも、第4ゲームは中・後陣からのラリー戦で優位に立ったドイツペアが奪い、勝負の行方は最終第5ゲームへ。
第5ゲームは互いの意地がぶつかり合う激しい打撃戦に。ラリー戦ではドイツペアよりも半歩前にポジショニングし、下がる相手を左右に揺さぶりながらチャンスメイクをした宇田/戸上だが、ドイツペアも粘り強いプレーで中・後陣から質の高いボール打ち込む。互いに譲らぬ一進一退の攻防となったが、最後に笑ったのはドイツペア。惜しくも、2大会連続メダルへの道は途絶えた。
●男子ダブルス3回戦
宇田幸矢/戸上隼輔 -7、6、10、-6、-8 オフチャロフ/フランチスカ
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