早田ひなvs.孫穎莎の試合に続いて行われた女子シングルス準決勝2試合目は陳夢と陳幸同による同士討ち。「陳対決」を陳夢が制し、決勝進出を決めた。
●女子シングルス準決勝
陳夢(中国) -5、11、12、6、7 陳幸同(中国)
昨日の準々決勝で前回女王の王曼昱をストレートで破った陳幸同はこの試合でも好調なスタートで1ゲーム目を先取。2ゲーム目もリードを奪って試合を進め、「またも同士討ちで番狂わせか」という空気も流れたが、陳夢がじわじわと追い上げ逆転で奪い返す。3ゲーム目もジュースまでもつれながら陳夢が奪い、主導権をつかむと、4・5ゲーム目は盤石の試合運びを見せて勝負あり。
バック対バックからフォア、ミドルを突き合うラリー戦となったこの試合、安定感では陳幸同も互角だったが、技術の厚みでは陳夢のほうが一枚上手だった。決めるべきところできっちりと得点を奪った陳夢が五輪女王の意地を見せ、大会最終日の決勝へと駒を進めた。決勝の相手は孫穎莎。どちらが勝っても世界選手権初優勝という一戦になる。
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