男女ダブルス準々決勝8試合が一斉に行われ、男女とも4強が出そろった。張本／森薗は、攻撃力のある横谷／谷垣をストレートで退ける快勝。ともに別パートナーでは男子ダブルス優勝経験のあるふたりだが、昨年は決勝で悔しい逆転負けを喫しただけに、初優勝にかける思いは強い。続く準決勝では大島／田添との対戦となる。また昨年優勝の宇田／戸上に競り勝って勝ち上がった及川／松島も、小林／伊藤を退けている。
女子では伊藤／早田が小畑／菅澤にストレート勝利。伊藤は直前のシングルスでも菅澤と対戦しており、サービスに慣れていたこともプラス要因となっての快勝。5連覇へ向けて不安材料は少ない。注目の対戦だった佐藤／橋本のカットペアと、「ダブルみゆう」こと長﨑／木原の試合は、好ラリーが展開されたが、鉄壁のカットペアに軍配が上がった。明日の伊藤／早田との準決勝も注目だ。
●男子ダブルス準々決勝
及川瑞基／松島輝空（木下グループ／木下アカデミー） 2、3、-12、9 小林広夢／伊藤礼博（日本大）
三部航平／龍崎東寅（シチズン時計／三井住友海上） 7、6、9 宮川昌大／山本歩（明治大）
大島祐哉／田添健汰（木下グループ） 4、-7、8、11 松平健太／神巧也（ファースト）
張本智和／森薗政崇（IMG／BOBSON） 8、7、10 横谷晟／谷垣佑真（愛知工業大）
●女子ダブルス準々決勝
伊藤美誠／早田ひな（スターツ／日本生命） 4、10、6 小畑美月／菅澤柚花里（デンソー）
佐藤瞳／橋本帆乃香（ミキハウス） 9、12、-10、5 長﨑美柚／木原美悠（木下グループ／JOCエリートアカデミー/星槎）
芝田沙季／大藤沙月（ミキハウス／四天王寺高） 7、-10、3、9 森田彩音／野村萌（デンソー）
成本綾海／井絢乃（中国電力） 6、6、-9、7 田中千秋／上田真実（豊田自動織機）
初Vに向けて順調に勝ち上がる張本（右）／森薗
Wみゆうを破った佐藤（奥）／橋本は19年世界選手権3位の実力派ペア
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