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全日本卓球2023

大会4日目を迎え、棄権者の実数は14人。昨年度より大幅に減少

プレス席の近くにある掲示板には、今大会の棄権のリストが貼り出され、毎日更新されている。大会4日目の朝を迎えた時点で棄権はのべ10件、棄権者の実数は14人。昨年は同じく大会4日目の時点で、棄権はのべ155件、実数は121名とエントリーした選手の1割を超えたが、今年は大幅にその数を減らしている。コロナ禍の前の大会と変わらないだろう。

棄権の理由は様々なので、単純に比較はできないが、昨年は新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るう中での開催。大会直前に広範囲で「まん延防止等重点措置」が出され、勤務する会社や地方自治体など、所属団体への配慮や判断によって大会直前に棄権した選手が多くいた。今年は大会初日時点での棄権は5件に留まっている。

このまま、少しでも棄権が少ないことを願うばかりだが、先ほど場内アナウンスでもジュニア女子準決勝での篠原夢空選手(香ヶ丘リベルテ高)の棄権が発表された。その心情を思うと胸が痛む。猛烈な寒波に見舞われる中、各選手とも体調管理に最新の注意を払いながら、大会は進行していく。

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